◆それって本当に必要ですか?!

私たちの家づくりは「注文住宅」なので、

お客様のご希望やご意見はほとんどの場合、

家づくりに反映させることができます。


例えば、「ベランダ(バルコニー)を作りたい」ですとか、

「コンセント増やしたい」などなど、

ただ反面、建てられるお家によっては、

必ずしもオススメとならないものもあります。


≪バルコニー≫

マンションでもバルコニーのあるお家が多いことから、

私たちとの打合せでもご希望される方は多いです。

ただ、このバルコニーの使い道を聞いてみると、

「洗濯物を干すため」と応えられる方が多いのです。


お庭を持てないマンションの場合は、

洗濯物を干す場所としてバルコニーは重要ですが、

お庭のある一戸建ての場合、ほとんどの方はお庭に洗濯物を干すそうです。


そうすると、バルコニーの役目というのは、少なくなってしまうんですよね。


もちろん、大きめのバルコニーを作って、

家族団らんの場にする、といった場合などは別ですが、

もともと家の外にあるため、汚れやすく掃除もしにくいバルコニー。

お客様の想定されている使い道によっては、あえてつけるようなことはせず、

その分他の場所にお金を回したりするのもいかがでしょうか?

といったようなことも、

私たちはお客様との打合せで相談させて頂いています。

何十年も暮らしていくお家だからこそ、

使い勝手が悪かったり、使わなかったりするような装備や設備は控え、

お客様の暮らしに必要なものを充実したものにできるよう、

ご提案させて頂いています。

◆用たし後の手洗いはどこでする?

皆様、明けましておめでとう御座います。

本年も宜しくお願い致します。

新年早々のテーマ!

トイレの後は、どこで手を洗っていますか?


洗面台?

トイレタンクの上の手洗い場?

それにしても手洗い付きのロータンク便器?

これを考えた方ってどんな方なのでしょう。


発明家?

きれい好きな方?

はたまた最近は小学生など子供も素晴らしい発明を多くいているので

もしかしたら子供かもしれませんね。

開発した方は手洗い付きのロータンク便器を完成させたとき

「これぞ世紀の大発明だ!!」

と喜び、ガッツポーズをしたかもしれません。


ですが、これで小さく肩をすくめて手を洗っている自分を想像してみてください。

なぜかどことなく悲しく寂しく見えませんか?


手を洗っている時の水が飛び散らないように十分に手を洗えませんし

石鹸や手洗い用ソープで手洗い付きのロータンク便器では手も洗えない。


とはいえ、トイレで用を足したらまずは手を洗いたいですよね。


トイレは別名「お手洗い」というくらいですから

用を足した後すぐ手が洗えないとお話しになりません。


最近は用を足した後、手を洗わない方も・・、調査で分かっているそうですが

みんながみんなそうではないでしょう。


ですのでトイレには何らかの手が洗える仕掛けが必要となるのです。

なら、どこで手を洗うのか、、、。

出来ればトイレの中にしてください。


小さな手洗い受けをつけるだけでいいのです。


どこにどんな形の手洗い器をつけるかは皆様の自由です。


ただし、レイアウトト寸法は最善の注意を払っておかないと

後々、後悔します。


最近は色々な手洗い器があるのです。

壁掛けタイプ

オーバーカウンタータイプ

アンダーカウンタータイプ

ボウルタイプ

掃除のしやすさでいえばアンダーカウンタータイプですかね。


付ける場所も気をつけないといけません。

幅が広いトイレなら、トイレと平行に。

奥行きのあるトイレならトイレと向い合せ、

もしくはトイレと少しずらして平行に平行に。


家では少し豪華になるかもしれませんが

トイレに手洗い器だけではなく、鏡や照明をつければ

お化粧室への昇格いたします!


トイレのレイアウトはデリケートなのです。

横幅が広すぎるとトイレットペーパーに手が届かなかったり

トイレが狭すぎると小回りや掃除が難しくなったり。


トイレの設計は、手を洗う方法やどこに洗面器とトイレを設置するかの

レイアウトをしっかり考えなければならないのです。

トイレが一番くつろげる。なんていう方もいらっしゃる様です。

是非くつろげる空間になる様、真剣に取り組んでください。