◆家づくりに思い込みは禁物?!

師走も押し迫り、本格的な冬がやって参りました。

皆様、いかがお過ごしですか?!

こんな時期にこんなお話、考えてられない方もいらっしゃるかもしれませんが、

逆にこの事で頭がいっぱいの方もいらっしゃると思います。


家づくりをしている中で、間取りを決め、

予算を決め、土地を決めてなど

決めないといけないことがたくさんあります。


いつ建てるのがベストなのか?

どんな家がいいのか?

予算はどれくらいなのか?

どこの場所で建てるのか?

どこの会社に頼むのか?

ネットや本、知人友人からのアドバイス、

住宅会社の営業マンからの提案などを通して情報を得て決めていきます。


しかし、たくさんの情報が溢れていて

何が間違っていて何が正しいのかを判断することが難しく、

思い込みで決めてしまうこともしばしばあるかと思います。


ニュースや本などに出ている言葉で

アンコンシャス・バイアスというものがあります。


これは無意識の思い込みという意味の言葉で、

自分自身の過去の経験や知識、価値観などから、

本人では中々気付けない物の見方の偏りを産んでしまいます。


それが原因で、判断を誤って失敗をしてしまうことがあるかもしれません。


例えば、

家づくりで、まず住む場所を決めないといけないと思い込み土地を探す。


そこから、間取りを決めて、どんな仕様にするのかを決めていきますが、

住宅ローンが通らなかったり、総額予算が合わなかったり・・・


家づくりの順番を思い込みで土地からということで考えた結果、

建物そのものの予算を度外視した為、

結局振り出しに戻ってしまうということがあるかもしれません。

(もちろん土地探しから行うのが悪いと言っているのではなく、

土地が無いエリア、地価が高いところを検討する場合や

住む場所を第一優先に考えた場合は効率的に進められます)

また、思い込みは悪い結果を産むだけのものでもありません。


一度家を建てたことがあって、過去の経験から

その思い込みによって正しい判断を行えることもあるかと思います。


大事なことは、どこかに思い込みがないかを考えてみることで

自分自身とまた家族としっかり向き合って、判断することだと思います。


家づくりは、一生に一度と言われることもありますが、

そもそも本当に一生ものなのか?


言葉の意味をそのまま鵜呑みにすることなく、それが事実なのか、

解釈なのかを考えてみると、新しい気づきがあるかもしれません。


思い込まず、縛られることもなく、

自由な発想で、楽しく家づくりを行っていきましょう!

2023年もあと少し、くれぐれもお体にご自愛のほど!!

ダイニングテーブルは、見かけよりずっと大きい

皆様、こんにちは。

本日はダイニングについてお話しです!


突然ですが、家具にこだわりってありますか?


ウッド基調な家具。

好きなブランド。

モノトーンな色の家具。

はたまたカラフルな色の家具を揃えているなど。

皆様子それぞれにこだわりはあると思います。


家具選びはとても楽しい作業です!

特に新しく家を建てるときは、建て主さんにも気合いが入ります。


なかでもダイニングテーブルは別格の存在。

毎日家族と囲む食卓だけではなく、友人を招いたパーティーで囲んだり

ちょっとした書き物や、子供の勉強の机替わりに使ったり、、、

その家の中心として機能するだけに、より一層慎重になります。


「ナラのムク板がいいかしら?」

「メープルを使った北欧風デザインも捨てがたいわね」などなど、、、

本当に悩みはつきませんよね。


でもちょっと待ってください!!

デザインばかり考えていますが、大きさは大丈夫でしょうか?


ダイニングルームは、住宅の中で1番人が集まる場所です。

それだけに、テーブルの周りには人が動けるだけの

空間が十分に確保されていなければなりません。

どのようなテーブルをどのように置くつもりかで

ダイニングルームの設計は大きく変わっていきます。


卓の高さや座の高さにもいろいろな種類があります。

座の高さの例はカウンター席やダイニングテーブル。

卓の高さの例は座卓と掘りごたつ。


ところが、卓の高さと座の高さの相対的な差は

どんな高さの卓であろうとほぼ一定です。

この差を「差卓」といいます。

差卓は体格によっても微妙に異なります。

また和食か洋食か(箸かナイフ・フォークか)によっても

微妙に異なります。

ただ、専門料理店でもない限り、

差尺は270mm前後と覚えておけば良いでしょう。


ダイニングテーブルを置く場所を設計の時から決めておいて

壁を出してしまってもいいですね。

左右対称で壁を出すとバランスよく見えますし

片側だけの壁を出しても個性的で良いですね。

と、いうわけでダイニングの設計は、テーブル廻りの前後左右、

そして上下の寸法を確保する必要があるのです。


ダイニングルームは何もないと広く感じても、

実際にダイニングセットを置くと意外と狭かったりします。

LDKであればリビングセットも、

などと考えた場合は想像以上に狭くなってしまったり、と言う事もあります。


ダイニングセットを考える場合は、

メジャー(物差し)を持って家具屋さんに行って、

ご自宅の部屋の寸法に家具が入るか確認することをお勧めします。